2022年夏。名古屋で初のデレマスオンリーイベントM@GIC☆PARTYが開催されました。その年私は長富蓮実プチオンリーで初のサークル参加体験をし、意欲が湧いていたので参加したかったものの、いろいろな都合で断念しました。
月日は経ち、2024年3月。3回目のM@GIC☆PARTY開催が決定しました。場所は名古屋、時期は9月。これを逃したら出せないだろう本の企画があったので、それを実現する口実として、あと地元イベント参加したさもあって、参加を決意しました。
2024年09月15日。名古屋のアイマスオンリーイベント『M@GIC☆PARTY 3rd』が開催されました。
当初からイベント終了後に通販をする予定でしたので、通販ページ:BOOTHを用意しました。
今回はちゃんと感想を受け付けるフォームを用意してあります。QRも本に仕込みました。
イベントで頒布した文庫本『ジーニアスに祝福を!』の解説ページです。
アイ・ジーニアスというデュオユニット(一ノ瀬志希・池袋晶葉)が主演で主題歌を歌う映画『ジーニアスに祝福を!』のノベライズ文庫本の体をした小説です。
A6/カバー付き文庫本/本文94P
特典:ム〇チケ風ブックマーク・舞台挨拶付き試写会チケット
↑ティザー動画
狩野冬は女子高生発明家だ。ある日、彼女の元に、アメリカからやってきた外国人投資家が現れる。彼女は人探しを頼みたいと話してくるが……
ユニット『アイ・ジーニアス』がW主演で演じるヒューマンドラマ映画『ジーニアスに祝福を!』のノベライズ――というていの二次創作同人文庫本。
本編小説(序章・第一章・第二章・第三章・終章)
池袋晶葉の映画関連SNS投稿/映画特別インタビュー/映画に関する公開記録/主題歌「Sound!!」歌詞/あとがき
あとがきに収まらなかった感情や出来事などを書き纏めました。
この作品のタイトルは元々「アイジニのオンリーイベントがあったらこんなタイトルかな……」みたいなところもあって思い浮かんだタイトルでした。
その前後だったかに「主演映画のノベライズ文庫本……!?」というアイデアが湧いて、なんとなくでタイトルが使い回されました。この二人のこのタイトルの作品があってほしいという願望ですね。
そのあとなんやかんやで爆発力が足りてなくて、1年くらい? だったかな。最初にファイル作ったのが2023年5月だったようなので、1年くらいですかね。温まっていたのですが、マジパの告知を見て「ここで参加しねえと本出せねえな!」と思って参加することにしました。
当初時子様の本も作る予定だったのですが(愛知出身アイドル出演の新刊で500円キャッシュバック企画があったのもある)、私があまりにほかの趣味を詰め込んでいたので、いやこれスケジュール的に無理だな……になり、そっちは今回は諦めることになりました。
前回サークル参加した「ふしぎなもちもち」が楽しかったのですが、旅費がしんどいな……という感想もあり、だったら地元イベント参加しようか、になったのもあり、マジパに参加しようと思いました。
いちおう、最初にざっくりとしたあらすじを書いて、その方向で書こう、という気持ちで書き始めたのですが、書き始めたら全部無視して書いてました。そんな予定通りに書けるほどの実力があると思ったか! ないんだな~、これが。
長富蓮実ちゃんのときはなんだかんだ「いちばん好きなアイドル」みたいな自負というか、好きだから書いてるしな、という気楽さのようなものがあったのですが、アイジニはMV撮ってるくせに好きの自覚が足りなくて、書きあがったあとに「解釈違いで怒られたらどうしよう」になってました。
特に二人にとって結構大事なテーマに触れることになってしまったので、その辺の描き方が……あんまり自信がなくて……特に私、ヒューマン小説苦手かもしれん……としおしおしてました。
いうて自信がない言うても書くのは楽しかったですし、いちおうかたちにはなってる……と思うので、楽しんでもらえたらいいなあ。
アイドルの本を出すたびに作詞することになってる可能性、あるな……。
まあ作詞については慣れてきたのですが、今回は映画の主題歌だったので、どういう感じの映画の主題歌にしようか迷いました。
個人的にアイジニにはボカロPのniki氏のようなサイバーかっこよさを感じているので、それ系で、出だしにワンフレーズ叫ばせるイメージのフレーズを書きました。
それから本編の展開を軽く匂わせるような要素をちょちょっと入れて、1番と2番とCメロ作って……て感じにしました。
私の作詞は詞が短い傾向なので、BPMはそんなに速い系ではないだろうな~。
主題歌は本編のあとに流れるものなので、本編が書きあがってから書きました。雑誌の特集もそのタイミングで書きました。
雑誌のインタビューは本人たちのセリフなので難しかった……! 晶葉ちゃんはまだ「こんな感じかな?」てのが掴みやすいんだけど志希ちゃんがマジでわかんなくて……
掴みどころがないけど、掴んでほしくて含みを持たせている感じかな? の方向で書きました。たぶんわりと素直に答えてくれたとも思います。晶葉ちゃんが近くにいるからね。
このときマジで時間なくて……最終的に時間がなかった要因は白紙になったんですけど、30秒とはいえ、すぐに作れるのだろうか……と不安になりながら作成に挑みました。
初めてMADに手を出したんですけど、素材となる動画のシーンが全然思い出せなくて、14歳アイドルを愛でるDiscordサーバーで助けを求めたところ、有識者が即座に反応してくださったおかげでスムーズに制作できました。マジで助かった。
音声演出がわりとスムーズに決まったこともあって、なんとかなりました。この動画の曲もnikiさんの曲です。そういうイメージなんだよな~。
良い感じにヒューマン映画っぽくなったかなと思います。
思い付いちゃったもんだからやるしかなくってな~。ティザー動画のアイデアが浮かんだあと、実在の映画のティザー動画を観に行ったんですけど、そのとき、動画情報に公式サイトがあることに気づいたんですね。
公式サイト……つくっちゃうか? で作ることにしました。テンプレートを使うのはなにかと規約的にやりづらいと思ったので、過去に自作したサイトテンプレートを使い回して改造して作りました。久々にマジで1からサイト作りました……。
映画公式サイトには登場人物紹介がつきもの、ということでこのために絵を描きました。なんで私こんな、どさくさ紛れにめっちゃ絵を描いてるんだ……? この月確か6枚くらい絵を描いてました。そんじょそこらの絵描きより絵描いてる。絵描きだったかも。
当初上記の表紙案で検討していて、そのためにMMDで素案を作って、上からなぞりつつ絵柄を描いていたのですが、途中で「……いやこれ、帯の文字の処理面倒だな……」になって、検討を改めました。
もう一度映画のノベライズ文庫本の装丁を調べたところ、表紙はシンプルor抽象的な内容で、帯に俳優の人物画像を使っているものがあったので、そのパターンで行くことにしました。
それをすると、タイトルの文字の処理が楽なんですね。ほかのデザインもタイトルを上または中央に描き込むか、下に描き込んで帯の中に収めちゃうデザインが多くて、たぶんそのほうが収まりいいんだろうな……と勉強になりました。
公式サイトを作ったときにメインビジュアルを作ったので、そのノリでブックマークを作りました。裏面はム〇チケの情報を参考にしました。あんまり近すぎても模造品になっちゃうので、ある程度は詰めませんでした。
チケットは私が昔ミュージカルに行ったときに出したものがあったので、それとネットの情報を参考に作りこみました。日時はイベント当日にして、場所は架空のシアターにしました。これも、色味を緑系にすると模造品っぽさ出ちゃうかもな……と思ったのでピンクにしました。
今回これらのものは家のプリンタで印刷したのですが、印刷の段になってプリンタの不調に気が付き、家のプリンタが新調されました。父に感謝してます。
P名刺や、価格札もこのプリンタでプリントしました。が、実際やってみると印刷所に頼んだほうが楽だな……感がすごかったです。まあでもP名刺を作りたい分だけ作れるのは便利かもと思いました。100枚あったらたぶん10回くらいイベントやらオフ会に行けちゃうだろうからなあ。
当日はデレマスの周年ライブが横浜であって、そっちに人が集まっていたらしく、実際盛況かと言うにはちょっと足りない感じの人手ではありました。でもだからこそ、この日に来てくださった方に感謝ですね。
序盤マジでお手に取ってもらえなくて、やや凹みしかけましたが、売り子として名無権兵衛さんに来てもらっていたので、ずっとお喋りさせてもらってだいぶ気がまぎれました。最終的には人手のわりには結構お手に取ってもらえた感じの結果になって満足しています。どうせ刷ったならやっぱりお手に取ってもらいたいですからね!
なんか……ARROWのMVのときと言い、今回と言い、アイジニにはなんかめちゃくちゃ凝った制作をさせられている気がする……! 何が私をそうさせるのか、晶葉ちゃん(制作系アイドル)パワーなのか。志希ちゃん(化学実験系アイドル)パワーなのか。
個人的に最近は自分の「担当」を自称するラインを「本を出したら担当名乗っても許されるというか、ここまでしておいて名乗らんのは逆に何? て感じ」と思っているのですが、アイジニは特にそういう感じする。なんなんだ一体。